頭痛
皆さんがよく悩まされる頭痛。それは、「緊張型頭痛」というもっとも起こりやすいタイプのものかもしれません。
長時間ずっと同じ姿勢で仕事をしていたり、心配や不安などの精神的なストレスが原因で筋肉が緊張していくことがあります。
それが眼精疲労や歯の噛み合わせの悪化を招き、骨盤が歪んでいく原因となることがあります。
原因
頚椎の配列が悪くなると頚部の筋肉に負担がかかり、頭→首→肩という具合に筋肉の緊張、血流が悪化が進みます。それにより疲労物質が筋肉にたまり、神経を刺激して痛みが起こります。
改善と効果
骨盤、背骨の歪みを調整したり、ストレス性の緊張をほぐすことなどによって、根本的な原因が改善していくことがあります。
腰痛
筋挫傷(ざしょう)やねんざ、骨そしょう症による圧迫骨折により引き起こされることが多いです。
運動不足による筋肉の柔軟性の低下により背骨の安定性が低下すると姿勢が悪くなり、少しの負荷でも組織が傷ついてしまうのです。
原因
組織自体が傷ついたことによる痛みが多いですが、急性期の痛みの場合は、組織を守るための筋肉の緊張やけいれんが原因で起こることも少なくありません。
改善と効果
マッサージや強い整体は逆に炎症を増長する恐れがあるため、軽く優しい方法で関節のずれを矯正したり、筋肉のけいれんを和らげたりする必要があります。
背部痛
単に背中の痛みとは言えど、痛みの強さや原因は様々です。
胸の痛み、お腹の痛みと同時に併発したり、胸の痛み、お腹の痛みと混同したりすることもあり、その原因は複雑なものが考えられます。
原因
ケガや手術などによるウイルス感染なども考えられますが、仕事や生活環境のストレスなどが痛みの原因といわれることもあります。
改善と効果
背中の筋肉をほぐし、筋肉を伸ばすことで解消が期待されます。自分でできることも多くありますので、正しい知識を身に付けることが重要です。
自律神経失調症
自律神経とは、自らの意志でコントロールすることができない、血管や胃腸の働きなどに作用する神経のことをいいます。
その神経が不調になると、体温の調整やホルモンバランスの異常、新陳代謝の異常などが起こりやすくなります。その結果として大きくなったストレスが、あらゆる病気の根本的な原因になっていく可能性があります。
原因
生活のリズムの乱れや仕事などの社会的ストレスをはじめ、体質や性格、環境の変化、人間関係なども影響していきます。
改善と効果
まずは生活習慣の改善です。寝不足や栄養価の低い食事習慣などを改善し、休日はしっかりと身体を休めて休養を取ることも有効です。
首・肩こり
身体的苦痛としてよく聞くのがこの首や肩のこりであると思います。
肥満・猫背なども原因と言われていますが、ストレスや血行障害により引き起こされる場合もあります。放置すると首から肩、胸、腰の筋肉まで影響を及ぼすこともあります。
原因
デスクワークで同じ姿勢をとり続けるなどにより、首や肩、背中の筋肉が疲れてくるのが多いパターンです。それにより筋肉に乳酸などの疲労物質がたまり、ハリやコリ、ダルさなどの症状を引き起こします。
改善と効果
筋肉に負担がかからないよう、骨格を矯正し、コリをほぐしてしなやかで健康的な身体に戻していきます。自分でできることとしては、長時間の同じ姿勢を避けることやストレッチや軽い運動も効果的です。
ひざなどの関節痛
目が覚めた時や歩いている時にひざやひじの関節が動きにくかったり、痛みを感じたりしたことはないでしょうか。
こうしたこわばりや腫れ、痛みは関節の炎症によるものが多いといわれています。
原因
代表的なものとしては、変形性関節症と関節リウマチが原因となります。また、中高年から運動を始めることにより関節に過度の負担がかかり、関節障害になる事例もあります。
改善と効果
肥満の解消や軽い運動の他、適度な入浴なども効果的です。長時間立ち続けることを避ける、重い荷物を持たないなど、生活習慣から改善することも可能です。
ムチ打ち
交通事故などで耳にすることが多いと思います。診断を受けると、「外傷性頸部症候群」や「頸椎捻挫」といった名称で呼ばれることもあります。
頭痛や耳鳴り、めまいや吐き気を催すこともあります。
原因
馬を走らせる時に使用するムチのように、強い衝撃で人間の身体がグニャグニャとした状態になり、ねんざや骨折などを引き起こして痛めてしまうことが多いです。
改善と効果
低下した運動機能を回復するために電気療法や牽引、マッサージといった理学療法によるリハビリを継続することが必要です。
姿勢矯正
私たち人間は日常重力に抵抗しながら生活を送っています。その重力に耐えるため、人間の背骨はS字のカーブを描くようになっています。
それが日々の生活の中での、片脚に体重をかけて長時間立つ、座っている時に脚を組む、長時間、携帯やパソコンの画面をのぞき込むといった習慣が姿勢の悪化を招いていきます。
原因
日々のちょっとした生活習慣の乱れが姿勢の悪化を招きます。背骨のS字カーブが崩れると身体の様々な所に負担がかかっていきます。
改善と効果
肩甲骨を動かす、胸部のストレッチ、首のトレーニングを行うことにより改善が期待できます。日が経つとすぐに戻ってしまう人もいるので注意が必要です。
歪み矯正
首、背中、腰に蓄積された筋肉の緊張が血液循環の悪化を招きます。悪い姿勢をとりつづけたりすると、その筋肉の緊張が背骨を歪め、身体全体を歪めていきます。
原因
背骨、骨盤のねじれや歪みが神経や血管を圧迫し、周辺組織の血行障害を招きます。痛み、痺れの他にだるさや疲れを感じるようにもなります。
改善と効果
背骨、骨盤を正しい位置に戻し、筋肉の負担を減らすことが重要です。そうすることにより神経や血液の状態が良くなり、自然治癒力が向上します。